AIとITのススメ

そもそもITとは何か?基本的な概念をわかりやすく解説

「IT」という言葉、ニュースや普段の会話で何気なく使っていますが、「で、結局ITって何?」と聞かれると、意外と説明が難しいと感じませんか?

スマートフォン、パソコン、インターネット、SNS… 私たちの生活はITであふれています。この記事では、「今さら聞けない!」と感じている方のために、ITの基本的な意味を、できるだけ専門用語を使わずに、わかりやすく解説していきます。

ITとは「情報技術」のこと

まず結論から言うと、ITとは 「Information Technology(インフォメーション・テクノロジー)」 の略です。日本語に訳すと「情報技術」となります。

これだけだとまだピンとこないかもしれませんね。 分解して考えてみましょう。

  • Information (情報): ここで言う「情報」とは、文字、数字、画像、音声など、私たちが扱うあらゆるデータのことです。例えば、友達に送るLINEのメッセージも、ネットで見る動画も、すべて「情報」です。
  • Technology (技術): そして「技術」とは、その「情報」を処理したり、保存したり、伝えたりするための仕組みや道具全般を指します。具体的には、パソコンやスマートフォン、ソフトウェア、そしてインターネットなどの通信技術がこれにあたります。

つまりITとは、「コンピューターやインターネットを使って、情報を手に入れたり、保存したり、分析したり、他の誰かと共有したりするための技術全般」 と理解すると分かりやすいでしょう。

ITの具体的な役割って?

ITが「情報技術」であることは分かりました。では、具体的に私たちの生活や仕事で、ITはどのような役割を果たしているのでしょうか?身近な例で見てみましょう。

  1. 情報を「伝える」技術
    • 例: Eメール、LINE、Zoomなどのビデオ会議
    • 遠く離れた人と瞬時に文字や音声、映像でコミュニケーションが取れるのは、情報を電気信号に変えて送受信するITのおかげです。昔は手紙で何日もかかっていたことが、一瞬でできるようになったのです。
  2. 情報を「保存する」技術
    • 例: スマートフォンの写真フォルダ、Googleドライブなどのクラウドストレージ
    • たくさんの写真や大切な書類を、紙で保管することなくデータとして保存できます。物理的な場所を取らず、劣化の心配も少ないのが特徴です。
  3. 情報を「処理・整理する」技術
    • 例: Excelでの家計簿作成、電車の乗り換え案内アプリ
    • 膨大な計算を瞬時に行ったり、複雑な条件の中から最適な答えを見つけ出したりするのもITの得意技です。これにより、私たちの手間が大幅に省かれ、生活がとても便利になっています。
  4. 情報を「見つけ出す」技術
    • 例: GoogleやYahoo!での検索
    • 知りたいことをキーワードで入力するだけで、世界中の膨大な情報の中から、関連性の高いものをすぐに見つけ出してくれます。

まとめ:ITは私たちの生活を豊かにする「道具」

ここまで見てきたように、ITは何か特別な、難しいものではなく、**私たちの生活や仕事をより便利で、豊かにしてくれる「道具」**のようなものです。

鉛筆やハサミを使うように、私たちはごく自然にITという道具を使いこなしています。その仕組みをすべて理解する必要はありません。「ITとは、情報をうまく扱うための便利な技術なんだな」という基本さえ押さえておけば、これから新しく出てくるサービスや技術にも、きっとスムーズに対応できるはずです。

この記事が、あなたの「ITって何だろう?」という疑問を解消する一助となれば幸いです。

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